好きなおじさんがまた死んだ

安倍ちゃん殺されて死んでしまった。

ふつうに人間として好きだった。
政治家としてどうとかじゃなくて。

叩かれるのを恐れずに言えば政治家としても私は好きだったのだけど、それ以上に人間として好きだった。
今かなり苦しい。

腕切るのせっかくやめてたのにまた切ってしまった。
怪我をするとセロトニンが出る。緊張状態からスッと解放されるし、ぷつぷつ滲み出る血がかわいくて心が和むから、ついつい切ってしまう。

なんでみんな死んじゃうんだろう。幸せでいて欲しかったおじさん達が死んでいく。
許せないような人間はみんな生きている。
しかも、安倍ちゃんはわけのわからない人間に殺されて死んでしまった。安倍ちゃん家族写真あげてた。高齢のお母さん、息子をこんな形で失って、どれほど無念だろう。

私は生きているのにみんな死んでいく。命の価値が平等なわけがないのに、私の無くてもいいような命はまだあって、本能で生に執着している。醜くてみっともなくて反吐が出る。早く死ぬべきなのに。

生まれたくなかった。
生まれなければ何に失望することもなく、何に苦しむこともなかった。安倍ちゃんが死ぬのも見なくてすんだ。生まれなければ全て避けられたのに。

安倍ちゃんはインターネットで、誰よりも沢山の人から殺意を向けられていた。総理の座を退いても、沢山の人に死を願われていた。
今回の人がそれに影響されたかどうかはわからない。でも、あれらの言葉は呪いとして確実に機能してしまったと思う。
もう、「言うて死なんでしょ」は通用しない。言えば死ぬ。それは証明されてしまった。行動できてしまう人間がいる時代に来てしまった。
本当に生まれたくなかった。こんな時代を生きたくなかった。

辛くて仕方ない。切った腕の痛みだけが多幸感を与えてくれる。内側からじくじくと冷えて気持ちいい。これが全身に広がってそのまま死んじゃえばいいのにな。まあ、この冷えが全身に広がっても寒くて震えるだけで、死ねやしないのはパニック発作で経験済みなんだけど。
つらい。

冥福を祈るつもりにもなれない。

突然殺されてしまった人に、安らかに眠って欲しいと祈ること、私には出来ない。だって、安らかなわけがない。
もう何をすればいいかわからないので、どうぶつの森を起動して、片っ端から木をゆすって叩いて資材を回収した。

それくらいしか出来ない。